国内の個人開発者もんぜん氏は11月18日、『頭痛』を11月20日に配信開始すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は無料。ふりーむ!での公開も予定されている。『頭痛』は、21年前に閉鎖された廃墟資料館を探索する、サイコロジカルホラーゲームである。
廃墟の資料館に隠された謎を解け!「頭痛」を実況。
【兄者弟者】兄者、弟者、おついちの三人組からなるYouTuber。FPS、アクション、ホラーなど色んなジャンルのゲームを日々配信しています。今回は探索系ホラーゲーム「頭痛」を実況します。
頭痛とは
深根資料館の中には、館長による手記や撤去現場監督による記録といった、資料館にまつわる記録が残されている。主人公は、廃墟に残された物を物色し、ドアの鍵などを入手しながら資料館を探索。行方不明者を探して歩き回る中で残された記録を目にし、深根村資料館に眠る秘密を知るのだろう。また公開されているトレイラーでは、奇妙な札や黒い影など、不穏な存在もいくつか映されている。探索を進めていく中で、主人公自身も深根村の呪いに苛まれてしまうようだ。本作にはマルチエンディングが採用されており、ゲームプレイに応じて5種類のエンディングに分岐する。2周目以降には周回しやすいよう、途中から開始できる仕組みも用意されているそうだ。またゲームオーバーは存在しないため、怪異との対決ではなく、雰囲気重視のホラーが展開されるのだろう。
本作を開発しているのは、農業系大学3年生のもんぜん氏。プレスリリースによると、一部効果音とフォントを除き、本作ではシステムからモデルまで同氏が制作しているという。また同氏は、意識をテーマにした『SINGULARITY WORLD』を2021年7月にSteamでリリースしており、1320円で配信中となっている。

実況スタート
主人公はネットニュースをきっかけに、府金村と呼ばれる廃村で行方不明になってしまった女性を探すために深根村跡地を訪れます。鍵の閉まっている扉を工具で壊し、深根村跡地に侵入。その用意周到さにあきれながらも、道路を進んでいきます。たどり着いた先は深根村資料館。正面玄関は閉鎖されているため、別の入り口を探し、裏手にある通風孔から侵入成功。資料館内を探索します。壁に貼られた新聞から深根資料館では、なぜか体調不良を訴える来訪者が続出していたことが明らかになります。

怪しい資料館内を探索
資料館内は電気が通っておらず、自分の懐中電灯を手掛かりに探索を進めることとなります。途中、ブレーカーを発見して資料館内のライトをつけますが、それでも資料館内は薄暗く、不気味な雰囲気が漂います。探索を続行してるさなか、背後を振り返ると巨大な人形のような人影が現れ、恐怖の叫び声をあげる弟者。それにもめげず。さらに探索を続けます。館長の手記や、従業員の日記、ハンマーなどのアイテムを入手して先へと進みます。

資料館のさらに奥へ
探索で発見した鍵をつかって侵入した部屋で、金庫のパスワードに関するヒントを入手。金庫の中には別の鍵が入っていました。新たに入手した鍵で開けた部屋では特に何も入手できませんでした。そのため別ルートを探します。持っているアイテムは雑巾とハンマー。まずは雑巾を使って壁の案内板をきれいにします。きれいになった案内板と従業員の手記から、コンクリートでふさいだという壁の位置を特定。壁をハンマーで破壊して、さらに奥へと足を踏み入れます。奥の部屋では深根村の歴史が展示されていました。その内容によると、深根村は代々薬を作る仕事をしていた村であったとのこと。また、江戸時代の日記もあり、そこには日記の著者が刀傷を治療する研究をするために、わざと旅人を刀で切り付けていたという内容が記されていました。日記の内容はどんどん過激になっていき、終盤では日付と実験台になった人の数だけが記されるようになります。最終ページには今日の日付と1人という文字が。そこまで読んだところで、手のミイラが上から降ってきます。死ぬほど驚く弟者。手のミイラが持っていたエントランスホールの鍵を使って脱出を試みますが、謎の生物に襲われてゲームオーバー。脱出失敗となったところで次回に続きます。
