炭治郎&禰豆子の絆を完全再現!?化学の力で「爆血・日輪刀!」

炭治郎が持っている黒い日輪刀から赤い爆血刀へ変化する刀をアルミホイルを溶かして製作する元気先生の動画です!


鬼滅の刃に登場する日輪刀が現実に!?科学の力で大実験!

鬼滅の刃・無限列車編を見てきた元気先生。

煉獄さんの熱い思いと炭治郎のかっこいいシーンに興奮気味。

そんなこんなでアルミホイルを利用して作中に登場する黒刀から爆血刀を作ってみよう!というのが今回の実験の様です!

なんと単純に刀をまねるだけでなく、覚醒して変化するシーンも再現するのだとか!

果たして、化学の力で覚醒なんてできるのでしょうか?

木型づくり

初めに用意しているのは鋳型用の木箱づくりになります。

しかし、アシスタントの伊藤君が作った箱はスカスカ!笑

結局元気先生本人の手で再構築されていきます。

砂型作り

次の砂型作りの工程では、GENKILABO金工師、高野さんが正確に作り出した紙型を基に先程の木の型を製作していました。

木の型と砂を箱に入れ、砂型を作っていくわけですね。

ここで元気先生のワンポイントテクニック!

鋳造した際に分離しやすいよう、「離型剤」なるものを箱の内側に塗っていきます!

そこへ、鋳型用の砂を入れていくのですが、この砂は通常の砂粒よりも細かいので、日輪刀のデティールを正確に再現する事が出来るのだそうです!

若干水分量が少なく、余分な空気が入りそうなので、水を追加して練っていく元気先生。
より正確に砂型を作るために、箱に砂を入れた後は板で上から圧迫し、さらに密度を高めていきます!

~翌日~
箱に入れたはずの砂がなんと零れていました!原因はねじの締め忘れだったようですが、これが実験に関わってくるのか…?ドキドキの開封タイムです…

結果は上々!さすが元気先生ですね!

鋳造作業

次に鋳造の作業に入っていくのですが、元気先生が選んだのは「アルミホイル」です。どこの家庭にもあるやつですね。

ちなみに元気先生は一年前にも「七つの大罪」で登場する武器、ロストヴェインをエナジードリンクの缶から製作しています。

その時使用した電気炉と同じものを今回も使用するようです!

同じ炉から生まれた兄弟武器…フェニックスの尾を芯にしたハリーポッターの杖を連想するのは私だけでしょうか笑

さて、早速炉にアルミホイルを入れる元気先生…と、ここでアクシデント。

アルミホイルの中心にある芯が抜けません!

こんなトラブルでも元気先生は科学を使って…ってあれ、中身そのまま焼くんですか!?!?

そんなこんなでアルミ部分だけを摘出した元気先生。

溶けやすいようにアルミホイルを真っ二つにして炉の中にシュート。

…1時間後

炉の中はまさに煉獄、真っ赤に染まったアルミは、慎重に慎重に砂型の中へ流し込まれていきます。

ここで元気先生、計算どおりぴったりのアルミを流し込むことに成功します。

30分後

冷えて固まったアルミニウムの形は完全に刀のように見えます。

しかし、元気先生、冷えて固まっただけでは結晶化してしまうので、さらに叩いて圧縮し、より丈夫なアルミニウムにしていくとのことです。抜かりない!

翌日

そこには、叩いて硬く仕上げられたアルミニウムの姿が!!

いよいよアルミニウムを削り、刀の再現に入っていきます!

グラインダーで地道に削り続け、また翌日へ…

その仕上がりは元々アルミホイルだったとは思えないほどの質感に仕上がりました。

仕上げ

この刀身をさらに仕上げていくのがGENKILABOの金工師、高野さん(東京学芸大附属)
部隊は東京学芸大学金工研究室へ

ここでは刀の手元の部品、「鯉口」や「はばき」、刀を収める「鞘」、刀を握るための「鍔」が手作業で作られていきます。金属同士を加工し、銀ロウで溶接、そして鞘と鍔に至っては手彫りという職人技が披露されていきます。

日輪刀のトレードマークでもある鍔は「はつり」という工程を経て立体感を出したり、「油焼き」をすることで表面に独特の質感を与えるなど、本当に細かい所にまでこだわって作業しています。
その仕上がりはこれで完成といっても良いのではないかと思わせるほどです。

化学の力で日輪刀「覚醒」

皆さん、忘れてはいけません。ここから「化学」の力を使って刀を覚醒させるのが元気先生のスゴい所。

果たしてどのように色を付けていくのでしょうか!

その秘密は「アルマイト加工」によるメッキ処理にあります。

アルマイト加工とは、電解液の中に金属を入れて、電気を通すと目に見えないレベルの小さな「穴」が開くことを利用した加工/処理方法です。

つまり、元気先生は刀身に電気を流し、細かい穴を開け、そこに赤い染色液を入れて色付けをして行くということなのです。難しい…

さらに、高野さんによるとアルマイト処理された金属は強度も上がるという利点があるそう。

もしかしたら、鬼滅の刃の世界線でもアルマイト処理に似た化学現象が発生して、刀のパワーが上がったりしているのかも…?なんて考えると倍楽しめますね笑

さて、電解液を水槽に入れ、いざ放電!と思いきや、電圧の上がらないバッテリー。気を取り直して新しい電源につなぐと、プラグ部分からスパーク!電圧は十分ですね!

電気を流して30分後

いよいよ染色開始!!!!

バケツいっぱいの染色液を水槽に入れる元気先生…果たして実験は成功するのでしょうか!?

またまた30分後

モザイクで見えませんが、そこには日輪刀の姿が!

仕上げに封孔液で空いた穴を塞いでいく…のですが、これが最も大変な作業で、90℃以上の熱湯で15分以上保たなければいけないとのこと!!!

封孔液を沸騰させては戻すをひたすら繰り返し、ついに…

真っ赤に染まった爆血刀の姿がお披露目されます!

完成

そうして完成した日輪刀は、再現度MAX

完成した日時は映画公開日(10/16)の朝七時になりました。

刀の柄の部分には日本刀にも使用される赤い鮫皮(エイの皮)が巻かれており、カッコよさも抜群!

はばきも銅と銀で作られており、これには元気先生もびっくりの様子です。

そして、刀身はもちろん真っ赤…ではなく!真っ黒!

あれ?赤くメッキしたハズじゃあと思った皆様、安心してください。
僕もびっくりしました。

なんとこの刀、燃やすと赤くなるんです。

コスプレした元気先生が黒刀を抜き、バーナーで熱すると…真っ赤な刀身が浮かび上がります!

そう、何を隠そう黒のインクは「サーモインク」と言って、温度が高くなると透明になるインクなのです。

元気先生も言っているように炭治郎の刀もサーモインクだったのではないかと考えると、やはり妄想が膨らみます!

最後に

元気先生はファイナルファンタジーのバスターソードや前述した七つの大罪に登場するロストヴェインを作っているので、そちらの動画も是非ご覧ください。

科学や金属の面白さがこれほどまで伝わる動画はおそらく元気先生だけ!

今すぐ動画を視聴してみてくださいね。

それと、映画:鬼滅の刃 無限列車編は絶賛公開中ですので、そちらも併せてどうぞ~!

炭治郎の『爆血日輪刀』をアルミホイルを溶かして造る!!【鬼滅の刃実験】Demon Slayer: Kimetsu no Yaiba

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元サイトで動画を視聴: YouTube.

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