血まみれの彼氏の横で化粧をする女。交際1周年記念日に起きた悲劇。

記憶の乖離とは、乖離性記憶障害とも呼ばれる心の障害の一つです。大切な人の死などといった強いストレスやトラウマの苦痛を心が受け止められず、記憶や意識などを停止させた状態のことを言います。この状態に陥ると記憶に空白期間が生じ、日常生活を送ることが困難となる場合があるそうです。

主人公の女性が車を運転する彼氏にちょっかいをかけた結果、トラックと正面衝突。運転席側は大破し、彼氏は死亡してしまいます。無傷だった彼女は、自分のせいで彼氏が死んだという現実を受け止めきれず、化粧直しや友人との電話を始めます。病院で彼氏の死体を見たときにようやく現実を認識します。結果、PTSDによる記憶のフラッシュバックに苦しむ毎日を送ることとなりました。

これはブラジルで実際に起きた出来事を基に作成された話だそうです。実際は記憶に障害が起きるほど強い悲しみを抱えているのに、他人から見ると死体の隣で化粧をする薄情な女に見え、その様子はSNSで拡散されてしまったそうです。